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ブレーカーが落ちる時はどこに電話する?原因別の連絡先と対処法を解説 

突然ブレーカーが落ちて電気が使えなくなると、「電力会社と電気工事店のどちらに電話すればよいのか」と迷う方も多いでしょう。

連絡先は、停電している範囲や落ちたブレーカーの種類によって異なり、賃貸住宅であれば、管理会社や大家へ連絡したほうがよいケースもあります。

本記事では、ブレーカーが落ちる時はどこに電話すればよいのか、原因別の連絡先やブレーカーの種類、電話する前に確認したいポイントについて解説します。

慌てず対処できるよう、状況に応じた適切な相談先と確認事項を押さえておきましょう。

目次

ブレーカーが落ちる時はどこに電話する?状況別の連絡先

ブレーカーが落ちた際の連絡先は、「家の外で停電しているのか」「自宅内部に原因があるのか」で判断します。

近隣住宅や街灯まで消えている場合は地域停電の可能性があるため、地域の一般送配電事業者へ問い合わせましょう。

一方、自宅だけが停電し、漏電ブレーカーが繰り返し落ちる場合などは、屋内配線や設備の点検が必要になるため電気工事店への相談が適しています。

以下では、状況別にブレーカーが落ちるときの連絡先を解説します。

周辺の住宅も停電している場合は一般送配電事業者へ電話する

自宅だけでなく近隣の住宅や街灯なども消えている場合は、地域の送配電設備で停電が発生している可能性があります。

その際は、電気料金を支払っている小売電気事業者ではなく、地域の一般送配電事業者が停電の復旧を担当します。

まず各社の停電情報を確認し、情報がない場合や状況を確認したい場合は、停電に関する問い合わせ窓口へ連絡しましょう。

自宅だけで何度もブレーカーが落ちる場合は電気工事店へ相談する

近隣では電気が使えているにもかかわらず、自宅だけで漏電ブレーカーや安全ブレーカーが繰り返し落ちる場合は、屋内配線や電気設備に異常がある可能性があります。

家電が原因ならメーカーでの修理・交換、住宅内部の配線や照明器具が原因なら電気工事店での改修が必要です。

もし、一度ブレーカーを戻してもすぐ落ちる場合は、何度も操作せず点検を依頼してください。

賃貸住宅の場合は管理会社や大家へ連絡する

アパートやマンションなどの賃貸住宅で、自宅だけ停電したりブレーカーが繰り返し落ちたりする場合は、電気工事店へ直接依頼する前に管理会社や大家へ連絡するとよいでしょう。

分電盤や建物内の固定された配線は、建物側の設備として管理されている場合があるためです。

また、集合住宅では共用設備や建物全体の受電設備に原因がある可能性もあります。

自身の判断で分電盤を交換・改造せず、管理者へ現在の停電範囲やブレーカーの状態を伝えて対応方法を確認してください。

特定の家電を使った時だけ落ちる場合はメーカーや修理窓口へ相談する

電子レンジやエアコン、ドライヤーなど特定の家電を使用した直後に毎回ブレーカーが落ちる場合は、その家電の故障やコードの損傷によってショートや漏電が起きている可能性があります。

家電本体に原因がある場合はメーカーでの修理や交換が必要です。

原因と思われる家電は使用を中止し、コンセントやコードに異常がないか確認したうえで、メーカーや購入店の修理窓口へ相談しましょう。

どのブレーカーが落ちたかで原因を判断しやすくなる

住宅の分電盤には、主にアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーがあります。

ただし、スマートメーターで契約容量を管理している住宅などでは、従来型のアンペアブレーカーが設置されていない場合もあります。

ブレーカーが落ちた際は、無理に分電盤を分解する必要はありません。

以下の情報を参考に、どのブレーカーが落ちたかで原因を判断しましょう。

アンペアブレーカーが落ちた場合は電気の使いすぎが考えられる

アンペアブレーカーは、家庭全体で使用する電気が契約容量を超えた場合に電気を遮断する役割があります。

電子レンジ、ドライヤー、エアコンなど消費電力が大きい家電を同時に使用すると落ちる場合があります。

家電の使用数を減らすと改善するのであれば、設備故障とは限りません。

頻繁に容量を超える場合は、生活スタイルに対して契約容量が不足している可能性もあるため、契約中の電力会社へ容量変更について相談するとよいでしょう。

漏電ブレーカーが落ちた場合は漏電のおそれがある

漏電ブレーカーは、家電や配線から本来流れるべき経路以外へ電気が漏れた場合に電気を遮断し、感電や火災を防ぐ役割があります。

漏電は家電の故障や電源コードの損傷、配線の劣化などによって起こる可能性があります。

漏電ブレーカーが一度落ちただけでは原因を断定できませんが、上げてもすぐに落ちる場合は異常を疑ってください。

漏電した状態で電気を使い続けるのは危険なため、電気工事店へ点検を依頼しましょう。

安全ブレーカーが落ちた場合は特定回路の使いすぎやショートが考えられる

安全ブレーカーは、キッチンやリビングなど回路ごとに電気を保護するブレーカーです。

1つの安全ブレーカーだけが落ちている場合、その回路で一度に多くの電気を使ったか、家電や配線でショートが起きた可能性があります。

例えばキッチンで電子レンジや電気ケトルなどを同時に使用している場合は、使用する家電を減らしてみましょう。

特定の家電を接続するたびに落ちる場合は、その機器の使用を中止してください。

ブレーカーが落ちたら電話する前に確認したいこと

ブレーカーが落ちたからといって、必ず設備が故障しているとは限りません。

家電の使いすぎによる一時的な容量超過や、地域停電が原因の場合もあります。

以下では、ブレーカーが落ちたら電話する前に確認したいことを解説します。

近所や街灯も消えていないか確認する

家全体の電気が突然消えた場合は、最初に窓の外など安全な場所から近隣住宅や街灯の状態を確認してください。

周辺も同時に停電しているなら、住宅内部のブレーカーではなく送配電設備のトラブルや災害などによる停電が考えられます。

停電情報は地域の一般送配電事業者が案内しています。

一方、周囲の建物では電気がついているのに自宅だけ消えている場合は、分電盤を確認し、落ちているブレーカーがないか確認しましょう。

消費電力の大きい家電を同時に使用していないか確認する

ブレーカーが落ちる直前に、電子レンジ、炊飯器、ドライヤー、エアコン、電気ヒーターなどを複数使用していなかったか確認してください。

こうした家電を同時に使用すると、家庭全体または特定回路の使用可能な容量を超える場合があります。

使用時間をずらすことで再発しなければ、容量超過が原因だった可能性が疑われるでしょう。

ブレーカーを上げてもすぐ落ちる場合は操作を繰り返さない

家電を減らしてもブレーカーがすぐ落ちる場合は、配線のショートや漏電、ブレーカー自体の不具合などが考えられます。

特に漏電ブレーカーが繰り返し作動する状態は、安全に電気を使用できる状態とは限りません。

原因を確認しないままレバーを何度も上げるのではなく、問題が疑われる回路や家電の使用を中止し、電気工事店などへ相談してください。

あわせて、分電盤のカバーを外して内部の配線に触れることも避けましょう。

すぐに電気工事店へ電話したほうがよい症状

ブレーカーが落ちても、家電の使いすぎが明らかで、使用する機器を減らした後に問題なく復旧するなら緊急の修理が不要な場合があります。

一方、漏電ブレーカーが繰り返し落ちる、何も使用していないのに落ちる、分電盤から異音がするなどの症状がある場合は点検が必要です。

以下では、すぐに電気工事店へ電話したほうがよい症状を解説します。

何度ブレーカーを戻しても落ちる

一度ブレーカーを戻した後、電化製品をほとんど使っていないのに再び落ちる場合は、単純な使いすぎではない可能性があります。

漏電、配線のショート、家電の故障、ブレーカー本体の不具合などが考えられるためです。

使用を続けて原因を探そうとせず、電気工事店へ状況を伝えて点検を依頼しましょう。

焦げ臭い・火花・煙が出ている

分電盤やコンセント、家電から焦げ臭いニオイがする、火花や煙が確認できる場合は、通常のブレーカートラブルとは異なり火災につながるおそれがあります。

電気製品による火災は実際に発生しており、消防庁も製品火災について継続的に注意喚起しています。

もし、火や煙が発生している場合は、無理に分電盤や家電へ近づかず安全な場所へ避難し、身の安全を確保したうえで119番へ通報してください。

自身で原因を確かめようとして設備に触れないことが重要です。

雨漏りや浸水の後からブレーカーが落ちる

大雨や台風の後、雨漏りや浸水が発生した場所の電気を使った際にブレーカーが落ちる場合は、水分による漏電が起きている可能性があります。

漏電は感電や火災につながる危険があるため、濡れているコンセントや家電へむやみに触れないでください。

ブレーカーを何度も戻して使用を再開するのではなく、管理会社や電気工事店へ状況を伝えて点検を依頼しましょう。

建物自体に雨漏りがある場合は、漏水箇所の修繕も必要になります。

電力会社へ電話するべきケース

「電気のトラブルならすべて電力会社へ電話する」と考えがちですが、住宅内部の設備は電気工事店が対応するケースもあります。

電力会社へ連絡する主なケースは、地域停電について確認したい場合や、契約アンペア・契約容量を見直したい場合などです。

以下で具体的に見ていきましょう。

地域停電や送配電設備の異常が疑われる場合

近隣住宅や街灯など広い範囲で停電している場合は、その地域を担当する一般送配電事業者へ問い合わせます。

近隣の電気がついているかを確認し、自宅のみ停電している場合にはまずブレーカーを確認しましょう。

もし、ブレーカーを操作しても復旧しない場合には、送配電会社の窓口への問い合わせも行います。

電柱や電線に異常が見える場合も、自身で近づかず送配電事業者へ連絡してください。

契約容量の不足が原因と考えられる場合

料理中や朝の支度など、毎回同じように複数の家電を使用した時に家庭全体の電気が止まる場合は、契約容量が生活スタイルに合っていない可能性があります。

電気を使う時間帯を分散させても不便が続くなら、契約中の電力会社へ契約容量の変更について相談してください。

ただし、住宅の設備状況によっては分電盤や配線側の工事が必要になるケースもあります。

賃貸住宅の場合は、契約容量を変更する前に管理会社や大家へ確認しておくと安心です。

ブレーカーの修理や交換は電気工事店へ依頼する

ブレーカー本体や分電盤、住宅内の固定配線に原因がある場合は、電気工事店へ点検や修理を依頼します。

住宅の電気設備は、不適切な施工によって感電や火災が発生するおそれがあるため、電気工事士法では工事内容に応じて資格が必要です。

無理に自身で作業を行わないようにしましょう。

漏電や屋内配線の異常を点検してもらう

電気工事店へ相談する際は、「家全体が停電するのか」「一部の部屋だけなのか」「どのブレーカーが落ちているのか」「どの家電を使用した時に落ちたのか」を伝えると状況を説明しやすくなります。

漏電ブレーカーが作動する回路が分かっている場合も、その情報を伝えてください。

電気工事店では、測定器などを使用して漏電や配線の状態を調査し、必要に応じて配線やブレーカーを修理・交換します。

原因が家電にある場合は、メーカー修理を案内されることもあります。

突然訪問する分電盤点検業者との契約には注意する

ブレーカーの不調を感じている時でも、突然訪問してきた業者からその場で分電盤交換を勧められた場合は慎重に判断してください。

経済産業省は、電力会社などを名乗って分電盤やブレーカーの点検を持ち掛け、「交換しないと火事になる」などと不安をあおり、高額な契約を勧める事例について注意喚起しています。

緊急性がない場合は即決せず、業者名や料金の内訳を確認したうえで、別の電気工事店からも見積もりを取るとよいでしょう。

まとめ|ブレーカーが落ちる原因に合わせて適切な連絡先へ電話しよう

ブレーカーが落ちる時の電話先は、停電の範囲や原因によって異なります。

近隣住宅も停電している場合は一般送配電事業者、自宅内部の漏電や配線異常が疑われる場合は電気工事店へ相談するのが基本です。

賃貸住宅であれば、設備を修理する前に管理会社や大家へ連絡してください。

また、アンペアブレーカーは家庭全体での電気の使いすぎ、漏電ブレーカーは漏電、安全ブレーカーは特定回路の使いすぎやショートによって落ちる可能性があります。

ただし、ブレーカーを上げてもすぐ落ちる場合や、焦げ臭いニオイ、火花、煙などが確認できる場合は注意が必要です。

火災が発生している場合は安全な場所へ避難して119番へ通報し、漏電や配線の異常が疑われる場合は電気工事店へ点検を依頼してください。

何度も落ちる状態を放置せず、原因に合わせて電力会社、一般送配電事業者、電気工事店、管理会社など適切な窓口へ相談しましょう。

     

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