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コンセントが焦げると火災につながる危険なサイン!原因から対処法まで紹介

ご自宅のコンセントが焦げていたり、変色していたりして不安を感じていませんか?
コンセントの焦げは、火災や感電事故につながる可能性のある危険なサインです。
そのまま放置したり、使い続けたりすることは避けなければなりません。

本記事では、コンセントの焦げを放置するリスクや焦げるおもな6つの原因、そして万が一焦げを発見したときに今すぐやるべき応急処置について解説します。
修理の依頼先や費用相場もお伝えしますので、安全確保の参考にしてください。

コンセントの焦げを放置するのはNG!考えられるリスクとは

コンセントが焦げている状態を放置すると、見た目の問題以上に深刻な事態を引き起こす可能性があります。
コンセントの焦げは、内部で異常が発生している証しであり、重大な事故の「前兆」です。

安全のために、どのような危険があるのかを正確に理解しておくことが求められます。

考えられるおもなリスクとして、以下3つを解説します。

  • 火災に発展する危険性がある
  • 感電事故につながるおそれがある
  • 家電製品の故障を招く

これらのリスクを知り、コンセントの焦げを発見したらすぐに対処しましょう。

火災に発展する危険性がある

コンセントの焦げを放置するうえで、もっとも恐ろしいリスクは火災への発展です。
焦げが発生していることは、コンセント内部が異常な熱を持っている証しです。

この熱が継続すると、コンセント本体や周辺の壁材が発火する可能性があります。
とくに、コンセントとプラグの隙間にたまったホコリが湿気を吸い、発火する「トラッキング現象」は、住宅火災の主要な原因の1つです。
就寝中や外出中など、目の届かない時間帯に火災が発生すると、発見が遅れて取り返しのつかない事態になりかねません。

感電事故につながるおそれがある

コンセントが焦げるほどの熱が発生すると、コンセント本体のプラスチック部分が溶けたり、ひび割れたりすることがあります。
その破損箇所から、内部の電気が流れている金属部分(充電部)が露出してしまうと危険です。

露出した部分に誤って触れてしまったり、水分がかかったりすると、重大な感電事故につながるおそれがあります。
また、内部の配線がショート(短絡)し、漏電を引き起こす原因にもなります。
安全のためにも、焦げたコンセントには決して不用意に触れず、使用を中止してください。

家電製品の故障を招く

コンセント内部が劣化したり、接触不良を起こしたりすると、接続している家電製品へ安定した電力を供給できなくなります。
電圧が不安定になったり、電気が途切れたりすると、家電製品の精密な電子基板にダメージを与えてしまうことがあります。

とくにパソコンや録画機器などは、電源の不安定さに弱いです。
最悪の場合、大切なデータが消失したり、家電製品そのものが故障してしまったりする可能性があります。
コンセントの異常は、家だけでなく家電製品の寿命にも影響を与えます。

コンセントが焦げるおもな6つの原因

コンセントが焦げる原因は1つではありません。
原因を特定することが、再発防止の第一歩となります。
ご自宅のコンセントがなぜ焦げてしまったのか、その背景にあるトラブルの芽を理解することが重要です。

ここでは、コンセントが焦げる代表的な6つの原因を解説します。

  • ホコリがたまるトラッキング現象
  • たこ足配線による過電流(オーバーロード)
  • 経年劣化によるコンセントの不具合
  • プラグの差し込みが緩い接触不良
  • 電源コードやプラグ自体の破損
  • コンセント周りの環境による影響

ご自身の状況と照らし合わせながら、どの原因が当てはまるか確認してみてください。

ホコリがたまるトラッキング現象

トラッキング現象とは、コンセントとプラグの間にたまったホコリが湿気を吸うことで、電気の通り道(トラック)が作られ、発火する現象のことです。

冷蔵庫の裏やテレビ台の裏側など、掃除が行き届きにくい場所のコンセントはとくに注意が必要です。
ホコリがたまった状態が続くと、ホコリが炭化して導電性を持ち、ショートしてしまいます。
最初は小さな火花でも、やがて大きな火災に発展する危険があります。

定期的にコンセント周りのホコリを掃除することが、トラッキング現象を防ぐもっとも効果的な対策です。

>>関連記事「トラッキング現象とは?火災の原因から対策まで解説」はこちら

たこ足配線による過電流(オーバーロード)

1つのコンセントに多くの電化製品をつなぐ「たこ足配線」は、過電流(オーバーロード)を引き起こし、コンセントが焦げる原因です。

テーブルタップや延長コードには、安全に使用できる電気の容量(定格容量)が定められています。
その容量を超えて電気を使用すると、コードやコンセントが異常に発熱し、被覆が溶けてショートしたり、焦げ付きが発生したりします。

電子レンジやドライヤー、電気ケトルといった消費電力の大きな製品を同時に使用すると、容量を超えやすいので注意が必要です。

経年劣化によるコンセントの不具合

コンセントにも寿命があり、一般的に交換の目安とされているのは10年程度です。

長年使用しているコンセントは、内部の部品が劣化したり、緩んだりすることがあります。
部品が劣化すると、プラグを差し込んでも接触が不安定になり、その部分で電気抵抗が大きくなって発熱し、焦げ付きの原因となりかねません。
プラグを抜き差しする頻度が高い場所のコンセントも、内部のバネが緩みやすくなります。

プラグがぐらつく、差し込んでもすぐに抜けてしまうといった症状は、経年劣化のサインかもしれません。

プラグの差し込みが緩い接触不良

プラグがコンセントに差し込まれていない状態も、焦げ付きの原因です。
プラグの差し込みが中途半端だと、コンセントとプラグの刃の接触が不完全になり、その部分の電気抵抗が大きくなります。
電気が流れにくい箇所を無理に電気が通ろうとすると、熱が発生します。
この状態が続くと、コンセントやプラグの樹脂部分が熱で溶けたり、焦げ付いたりしてしまうためです。

プラグを差し込む際は、奥まで差し込まれているか確認する習慣をつけましょう。
ぐらつきを感じる場合は、コンセント自体の劣化も考えられます。

電源コードやプラグ自体の破損

コンセント本体ではなく、接続している家電の電源コードやプラグが破損していることが原因の場合もあります。
コードが家具の下敷きになっていたりドアに挟まっていたり、強く折り曲げられたりすると、内部の銅線が部分的に断線(半断線)するためです。

その状態で電気を流すと、切れかかった細い部分に電気が集中して異常発熱し、発火する危険があります。
コードの被覆が破れて電気が流れる部分が露出すると、ショートや感電のおそれもあるため注意が必要です。

コンセント周りの環境による影響

コンセントが設置されている環境も、焦げ付きの原因となることがあります。

たとえば、キッチンや洗面所など、湿気が多い場所のコンセントは注意が必要です。
湿気によって、トラッキング現象が起きやすくなったり、コンセント内部の金属部品が錆びて接触不良を起こしたりします。

また、コンセントに水がかかるのも危険です。
屋外に設置された防水コンセントであっても、長年の使用でパッキンが劣化すると、雨水が浸入して漏電やショートを引き起こす可能性があります。
結露しやすい窓の近くなどにも注意しましょう。

コンセントが焦げたときに今すぐやるべき3つの応急処置

コンセントの焦げや異変に気づいた場合、焦る必要はありませんが、安全を確保するために迅速かつ冷静な行動が求められます。
火災や感電といった二次被害を防ぐため、正しい手順で対処することが大切です。

ここでは、コンセントが焦げたときに直ちに行うべき3つの応急処置を説明します。

  • ブレーカーを落として電源を遮断する
  • コンセントには不用意に触れない
  • 電気工事店や専門業者にすぐに連絡する

これらの手順を実行し、ご自身とご家族の安全を最優先に行動してください。

ブレーカーを落として電源を遮断する

コンセントの焦げを発見したら、感電や火災拡大を防ぐため、まずそのコンセントにつながる回路の「安全ブレーカー(配線用遮断器)」を「切」にしてください。

安全ブレーカーは、分電盤(ブレーカーボックス)の中にある小さなスイッチの1つです。
もし、どのブレーカーが該当のコンセントか分からない場合は、家すべての電力を遮断する「メインブレーカー」を落としても構いません。

これにより、焦げたコンセントへの電力供給が完全に止まり、安全に応急処置を行えます。

コンセントには不用意に触れない

ブレーカーを落として電気を遮断したあとも、焦げたコンセントやプラグには素手で触れないでください。
コンセント内部が破損し、充電部が露出している可能性があるためです。
見た目では分からなくても、コンセントの内部が高温になっていることも考えられます。

不用意に触れると、やけどや感電の危険が伴います。
プラグがコンセントに刺さったままの場合は、ブレーカーを落とした状態でも無理に抜こうとせず、専門業者の到着を待つのがもっとも安全な対処法です。
安全が確認できるまでは、触れないようにしましょう。

電気工事店や専門業者にすぐに連絡する

応急処置としてブレーカーを落とし、コンセントの使用を中止したら、ご自身で修理しようとせず、すぐに専門家へ連絡してください。
コンセントの交換や修理作業は、「電気工事士」という国家資格を持つ者でなければ行えません。
無資格での作業は、感電や配線ミスによる火災の危険が伴います。

一度焦げてしまったコンセントは、内部が損傷しているため再利用できません。
必ず専門業者に点検と交換を依頼しましょう。

コンセントが焦げたときの修理はどこに連絡すればよい?

焦げたコンセントの応急処置を終えたら、次に修理・交換の手配を進める必要があります。

ここでは、コンセントの修理を依頼する際の連絡先を3つ紹介します。

  • 電気工事店や専門業者に依頼する
  • 賃貸物件の場合は大家さんや管理会社に連絡する
  • 火災保険が適用できるか確認する

ご自身の状況に合わせて、適切な連絡先を確認してください。

電気工事店や専門業者に依頼する

持ち家にお住まいの場合、コンセントの修理は地域の電気工事店や、コンセント修理を専門に行う業者に依頼するのが一般的です。
インターネットで「地域名 電気工事」や「コンセント 修理」などと検索すれば、対応可能な業者を見つけられます。

業者を選ぶ際は、必ず電気工事士の資格を持ったスタッフが在籍しているかを確認しましょう。
複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討することも重要です。
24時間対応の業者であれば、深夜や休日の緊急時にも駆けつけてくれるので安心です。

賃貸物件の場合は大家さんや管理会社に連絡する

賃貸マンションやアパートにお住まいの場合は、まず大家さんや管理会社に連絡してください。
建物の設備に関するトラブルは、基本的に所有者である大家さんの責任で修繕することになります。
勝手に業者を呼んで修理してしまうと、費用を自己負担しなければならなくなる可能性があります。

ただし、入居者の過失(たこ足配線など)が原因でコンセントが焦げた場合は、修理費用を請求されることも。
いずれにせよ状況を報告し、その後の対応について指示を仰ぐのが正しい手順です。

火災保険が適用できるか確認する

コンセントの焦げ付き修理には、火災保険が適用される場合があります。
多くの火災保険には、「電気的・機械的事故担保特約」といった補償が含まれており、ショートや過電流による損害が対象となるからです。
保険が適用されれば、修理費用の一部または全額が補償される可能性があります。

ただし、保険商品や契約内容によって補償範囲は異なりますので、まずはご自身が加入している火災保険の契約内容を確認しましょう。
不明点があれば、保険会社の担当者や代理店に問い合わせてみることをおすすめします。

コンセントが焦げた場合の修理費用相場と内訳

コンセントの交換が必要となると、どのくらいの費用がかかるのか心配になる方も多いでしょう。
費用は、焦げ付きの程度や損傷がどこまで及んでいるかによって変動します。

ここでは、コンセント交換にかかる修理費用の相場と内訳を解説します。

  • コンセント交換のみの費用
  • 配線工事が必要な場合の費用
  • 出張費や深夜・早朝料金などの追加費用

費用の目安を知っておくことで、業者とのやり取りもスムーズに進められます。

コンセント交換のみの費用

焦げ付きがコンセント本体の表面だけで済み、壁内部の配線にまでダメージが及んでいない「通常の場合」、修理費用は比較的安価に収まります。

費用の内訳は、「部品代(新しいコンセント本体)」が数百円から数千円、「作業費(交換技術料)」が5,000円から1万円程度です。
それに「出張費」が3,500円から6,000円程度かかります。
これらの合計で、コンセント1箇所の交換につき、おおよそ8,500円から16,000円程度が費用の相場となります。

作業時間も比較的短く、30分程度で完了することがほとんどです。
ただし、これはあくまで基本的な料金であり、業者によって変動します。

配線工事が必要な場合の費用

もっとも注意が必要なのは、焦げ付きがひどく、熱が壁の内部まで伝わって、壁内部の配線ケーブルまで損傷している場合です。
この状態になると、コンセント本体の交換だけでは済みません。

壁の一部を開けて、損傷した内部の配線を修理・交換する追加の工事が必要です。
作業の範囲が広くなると、工事費は1万円から数十万円と高額になるケースもあります。
これが、コンセントの異常を放置してはいけない金銭的な理由でもあります。

出張費や深夜・早朝料金などの追加費用

コンセント交換の総額には、部品代や作業費のほかに、業者が現場まで来るための「出張費」が含まれることが一般的です。
また、24時間対応の業者などに「深夜」や「早朝」、「休日」といった緊急で対応を依頼すると、通常の作業費に加えて「割増料金」が加算されます。

費用を少しでも抑えたい場合は、緊急でなければ日中の時間帯に依頼しましょう。
これらの追加料金は業者によって設定が異なるため、依頼する前に必ず料金体系を確認してください。

まとめ:コンセントの焦げは火災の前兆!早めの対処で安全を確保しよう

コンセントの焦げは、火災につながる危険なサインです。
放置したり、自分で修理したりすることは避け、安全な対処を優先してください。

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