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電気スイッチが壊れた場合のセルフチェックと原因・修理依頼先を解説

ある日突然、部屋の電気スイッチが壊れてしまい、どう対処すればよいか分からず困っていませんか?
スイッチが陥没して戻らない、電気がつかないといったトラブルには、いくつかの原因が考えられるものです。
故障だと決めつける前に、ご自身で確認できることもあります。
本記事では、電気スイッチが壊れたときに確認すべき点からおもな原因、正しい直し方と専門業者への依頼先を解説します。
安全に対処するための注意点も説明していますので、落ち着いて適切に対応してください。

電気スイッチが壊れた?まずは3つのチェックポイント

電気のスイッチが壊れたと思っても、原因はほかにあるかもしれません。
慌てて業者に連絡する前に、まずはご自身で簡単に確認できることがあります。
簡単なセルフチェックで、原因を特定できる可能性もありますので、試してみましょう。

ここでは、ご家庭で簡単に試せる3つのチェックポイントを紹介します。

  • スイッチ本体の破損や陥没を確認する
  • ブレーカーが落ちていないか確認する
  • 電球や蛍光灯が切れていないか確認する

確認を行うことで、修理を依頼すべきかどうかの判断材料になります。

スイッチ本体の破損や陥没を確認する

まずはスイッチの見た目や操作感に異常がないか、確認してください。
スイッチが壁から浮いている、カバーが割れている、またはスイッチを押したときに陥没して戻ってこない場合、物理的に破損している可能性が高いです。

とくに、押した感触がスカスカしたり、すぐに戻ったりするときは、内部のバネが劣化または破損していることが考えられます。
このような物理的な破損は、部品の経年劣化がおもな原因です。
スイッチの操作感に違和感がある場合は、無理に押し込まず、内部の故障を疑いましょう。

ブレーカーが落ちていないか確認する

スイッチを操作しても電気がつかない場合、ブレーカーが落ちているのかもしれません。
分電盤を確認し、アンペアブレーカーや安全ブレーカーが「切」になっていないか見てみましょう。
特定の部屋だけ電気がつかない場合は、その部屋に対応する安全ブレーカーが落ちていることが考えられます。
もし漏電ブレーカーが落ちているなら、漏電のおそれがあるため注意が必要です。
ブレーカーを「入」に戻してもすぐに落ちるときは、専門業者に点検を依頼してください。

電球や蛍光灯が切れていないか確認する

故障の原因がスイッチではなく、電球や蛍光灯の寿命であるケースは多いです。
スイッチを操作しても照明がつかない場合、電球を新しいものに交換してみましょう。
交換作業を行う際は、感電のリスクを避けるため、必ず照明器具のスイッチを切り、可能であれば安全ブレーカーを落としてから行ってください。

蛍光灯の場合は、電球本体だけでなく「グローランプ(点灯管)」の寿命も考えられます。
別の正常な照明器具で電球がつくか試すか、新しい電球に交換することで、原因が電球にあるのかスイッチや器具側にあるのかを判断できるはずです。

電気スイッチが壊れたときのおもな原因

電気スイッチの故障には、さまざまな原因が考えられます。
経年劣化のような避けられないものから、ホコリや湿気といった普段の生活環境に起因するものまで多岐にわたります。
原因を正しく理解することで、適切な対処法を選択しやすくなるでしょう。

ここでは、電気スイッチが壊れるおもな原因として考えられる6つのケースを解説します。

  • 経年劣化による内部部品の寿命
  • スイッチ内部のバネの破損
  • ホコリや湿気による接触不良
  • 壁内部での配線トラブル
  • ホタルスイッチ特有の故障
  • 漏電が発生している

これらの原因を理解することで、適切な対処法が見えてきます。

経年劣化による内部部品の寿命

電気スイッチにも寿命があります。
一般的に、コンセントやスイッチの交換時期の目安は約10年とされています。
10年以上使用しているスイッチは、内部の部品が摩耗や劣化を起こしている可能性が高いです。

とくにリビングやトイレなど、毎日頻繁に使用する場所のスイッチは、劣化が早く進む傾向があります。
スイッチの反応が悪い、時々電気がつかないといった症状は、経年劣化のサインかもしれません。
見た目に問題がなくても、設置から10年以上経過している場合は交換を検討しましょう。

スイッチ内部のバネの破損

スイッチを操作した際の「カチッ」という手応えは、内部にあるバネの働きによるものです。
内部のバネが長年の使用によって金属疲労を起こし、折れたり弱まったりすることがあります。

バネが破損すると、スイッチが陥没して元に戻らなくなったり、押してもスカスカした感触になったりします。
この状態になると、スイッチとしての役割を果たせなくなるため、スイッチ本体の交換が必要です。
バネだけの交換は難しいため、専門業者に依頼するのが一般的です。

ホコリや湿気による接触不良

スイッチの内部にホコリが蓄積したり、湿気が侵入したりすると、電気の接点部分で「接触不良」を起こすことがあります。
スイッチを押しても電気がつかない、またはチカチカと点滅するような症状がある場合、接触不良が疑われます。

とくにキッチンや洗面所など、湿気や油汚れが多い場所のスイッチは注意しなければいけません。
接触不良を放置すると、スイッチ内部が異常発熱し、最悪の場合は火災につながるおそれもあります。
症状が軽いうちに、専門業者による点検を受けることが大切です。

壁内部での配線トラブル

スイッチ本体ではなく、壁の内部にある配線に問題が生じているケースもあります。
地震の揺れや施工時のミス、あるいは配線自体の老朽化によって、接続部が緩んだり、電線が断線したりすることが原因です。

この場合、スイッチを新しいものに交換しても症状は改善しません。
配線のトラブルは、漏電や火災のリスクを伴うため危険です。
スイッチの故障が疑われるものの本体に異常が見られない場合は、壁内部の配線トラブルを疑い、早急に専門業者の診断を依頼しましょう。

ホタルスイッチ特有の故障

スイッチがOFFのときに緑色やオレンジ色のランプが光る「ホタルスイッチ」には、特有の故障や不具合があります。
ホタルスイッチ内部のランプ自体の寿命や、スイッチの接触不良でランプが光らなくなることがあるからです。

照明を白熱電球からLED電球に交換した際に、不具合が起きるケースも少なくありません。
ホタルスイッチは微弱な電流を流す設計です。
そのため、LED電球がその電流に適合しない場合、消費電力の少ないLEDが反応して点滅したり、反対にスイッチのランプが光らなくなったりします。
LED電球を使用する場合は、そのスイッチに適合しているか、必ず製品パッケージや販売店で確認しましょう。

漏電が発生している

漏電ブレーカーが落ちる場合、家の中のどこかで電気が漏れている(漏電)サインです。
スイッチや照明器具、または壁内部の配線が劣化・破損し、そこから電気が漏れている可能性があります。

漏電は、感電事故や火災を引き起こす危険な状態といえるでしょう。
スイッチの操作時に漏電ブレーカーが落ちる、スイッチ周りが焦げ臭いなどの場合は、ただちにそのスイッチの使用を中止してください。
そして、決して自分で対処しようとせず、速やかに専門業者へ連絡しましょう。

電気スイッチが壊れたときの直し方

スイッチが壊れた、あるいは不具合がある場合、その対処法は原因や状況によって異なります。
DIYで対応できる範囲は限られているのが実情です。

おもな直し方として、以下3つのケースを紹介します。

  • スイッチカバーを交換する
  • スイッチ本体を交換する
  • 照明器具自体の故障を確認し交換する

詳しく見ていきましょう。

スイッチカバーを交換する

スイッチの外側を覆っているプラスチック製の「スイッチカバー(プレート)」は、ご自身で交換が可能です。
カバーのひび割れや黄ばみが気になる場合、DIYで新しいものに取り替えられます。

この作業は、壁内部の配線には触れないため、電気工事士の資格は不要です。
ただし、これはあくまで外観の交換作業です。
スイッチ内部のバネ破損や接触不良といった、スイッチ本体の機能的な故障は、カバーを交換しても直りません。
故障修理ではなく、見た目のリフレッシュ作業と理解しておきましょう。

スイッチ本体を交換する

スイッチの陥没やバネの破損、接触不良など、スイッチの機能自体が故障している場合の直し方は、スイッチ本体ごと新品に交換することです。

この作業は、壁内部の配線を一度取り外し、新しいスイッチに再接続する「電気工事」に該当します。
したがって、作業には「電気工事士」の国家資格が必須であり、無資格者が行うことは電気工事士法で禁止されています。
スイッチ本体の故障が疑われる場合は、必ず専門業者に依頼してください。

照明器具自体の故障を確認し交換する

スイッチを操作しても電気がつかない原因が、スイッチではなく照明器具本体の故障かもしれません。
セルフチェックの段階で電球を交換しても点灯しない場合、この可能性を疑いましょう。

照明器具の寿命(安定器の故障など)や、内部の配線が問題を起こしているケースです。
別の部屋の正常な照明器具を取り付けてみて、もし点灯するならスイッチや配線は正常であり、元の照明器具が故障していたと特定できます。
この場合、直し方はスイッチの修理ではなく、照明器具の交換となります。

電気スイッチ修理は自分でできる?直し方の注意点と資格の必要性

「修理費用を節約したい」と、ご自身での修理(DIY)を考える方も多いかもしれません。
しかし、電気スイッチの修理には法律による厳しい規制と、重大な危険が伴います。

ここでは、自分でできる作業の範囲とその注意点を説明します。

  • 無資格での修理は法律違反で危険
  • 自分でできるのはスイッチカバーの交換のみ
  • バネ交換のDIYは推奨しない

安全に問題を解決するために、正しい知識を持つことが大切です。

無資格での修理は法律違反で危険

スイッチ本体の交換や配線に触れる作業は「電気工事」にあたり、電気工事士の資格を持つ人でなければ行ってはならないと法律で定められています。
無資格者がこの作業を行うと、法律違反として罰則の対象となる可能性があります。

それ以上に、知識のないまま作業を行うことは、感電や漏電といった重大な事故を引き起こす危険性が高いといわざるを得ません。
不完全な配線接続は、接触不良による発熱や、壁内部での火災の原因ともなりかねないです。

自分でできるのはスイッチカバーの交換のみ

法律上、そして安全上、無資格の方がご自身で(DIYで)行ってもよい作業は、スイッチの一番外側にある「スイッチカバー(プレート)」の交換のみです。
この作業は、壁内部の配線や電気回路には一切触れません。

スイッチプレートは、デザインのバリエーションも豊富なため、お部屋の模様替えとして楽しめます。
ただし、これは外観の交換であり、スイッチの陥没や接触不良といった機能的な故障を修理するものではありません。

バネ交換のDIYは推奨しない

「バネが壊れただけなら、バネだけ交換すればよいのでは」と考えるかもしれません。
しかし、この方法も推奨しません。
まず、メーカーはスイッチ内部の板バネのような細かな部品単体での販売は、通常行っていないからです。

仮に部品を入手できたとしても、精密なスイッチ内部を分解し、元どおりに組み立て直すことは困難です。
不適切な修理は、かえって接触不良や感電のリスクを高めることになります。
バネの故障であっても、安全のためスイッチ本体ごと専門業者に交換してもらうのが正しい直し方です。

電気のスイッチ修理はどこに頼む?依頼先の選び方

スイッチ本体の交換が必要となった場合、専門業者に依頼することになります。
しかし、依頼先にはいくつかの選択肢があり、それぞれ特徴が異なります。
ご自身の状況や優先順位に合わせて選ぶことが肝心です。

おもな依頼先として、以下4つを紹介します。

  • 急いでいるなら地域の電気工事業者
  • 価格や口コミで選びたいならマッチングサイト
  • 照明器具ごと交換したいなら家電量販店やホームセンター
  • 賃貸住宅にお住まいの場合はまず管理者へ

それぞれのメリット・デメリットを理解して、最適な依頼先を選びましょう。

急いでいるなら地域の電気工事業者

「今すぐ直したい」など、緊急性が高い場合は、地域密着型の電気工事業者がおすすめです。
地元の業者であれば、フットワークが軽く、迅速に対応してくれる可能性が高いでしょう。
電気工事の専門家であるため、技術力も信頼できます。

ただし、業者によって料金体系や出張費が異なるため、なるべく自宅から近い業者を選ぶと諸費用を抑えられる場合があります。
依頼する際は、必ず事前に見積もりを取り、料金と作業内容を確認することが大切です。

価格や口コミで選びたいならマッチングサイト

複数の業者を比較して、価格やサービス内容に納得してから依頼したい場合は、インターネットのマッチングサイトを活用するのも1つの方法です。
サイト上で複数の登録業者から見積もりを取れ、料金を比較検討しやすいのがメリットです。

実際にサービスを利用した人の口コミや評価を参考にできるため、業者の信頼性を判断する材料になります。
ただし、緊急の即日対応には向かない場合もあるため、急いでいない場合の選択肢として有用です。

照明器具ごと交換したいなら家電量販店やホームセンター

スイッチの故障を機に、照明器具自体も新しいものに交換したいと考えている場合は、家電量販店やホームセンターに相談するのが便利です。
店舗で実物の照明器具を選びながら、スイッチの交換工事もあわせて依頼できます。

ただし、実際の工事は提携している下請けの電気工事業者が行うことが多く、中間マージンが発生するかもしれません。
地域の専門業者に比べて、工事日程の調整に時間がかかる可能性もあります。

賃貸住宅にお住まいの場合はまず管理者へ

もしお住まいが賃貸アパートやマンションの場合は、対応が異なります。
スイッチが壊れたとき、決して自分で修理業者を呼ばず、まずは大家さんや管理会社に連絡してください。

スイッチは部屋の「設備」にあたり、経年劣化による自然故障の場合、その修理費用は原則として大家さん(貸主)が負担します。
勝手に修理を依頼してしまうと、費用を自己負担しなければならなくなる可能性があります。
故意や過失で壊した場合を除き、まずは管理者に報告することを最優先しましょう。

信頼できる電気スイッチ修理業者の選び方

以下の表で、業者選びの際に確認すべき4つのチェックポイントをまとめましたので、参考にしてください。
チェック項目
確認するべきポイント
資格の有無
「電気工事士」の国家資格を持つスタッフが在籍しているか確認する
見積もりの明確さ
作業内容や料金の内訳が具体的に記載された、明確な見積もりを提示してくれるか確認する
※追加料金の有無も事前に聞いておくと安心
対応の迅速さと丁寧さ
問い合わせ時の電話対応や現地調査の際のスタッフの態度が丁寧で、質問にも誠実に答えてくれるか確認する
アフターフォローと保証
工事後の保証期間や、万が一トラブルが再発した際の対応について、事前に確認しておく

焦らずに慎重に業者を選び、安心して修理を任せましょう。

まとめ:電気のスイッチが壊れたら早めに専門業者へ相談を

電気スイッチの陥没や反応が悪いといった故障は、放置すると漏電や火災につながるおそれがあります。
スイッチ本体の修理は法律で資格が必要であり、DIYは危険です。
安全のため、早めに専門業者へ相談しましょう。

設備人は関西エリア(大阪、兵庫、京都)で、ブレーカーやコンセント、照明・アンテナ工事のトラブルに対応しています。
国の資格を保有した工事士が即日工事・修理を行い、見積もりと相談は無料です。
24時間365日いつでも対応いたしますので、電気周りのお困り事がございましたらお気軽にご相談ください。

     

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